新橋・汐留でオフィスをお探しなら

合同会社アクア

    東京都港区虎ノ門2丁目7番10号

お気軽にお問合せください

03-6459-0342

おとり広告

現在、自分のお部屋をインターネットで検索して見つけるということは全く普通のこととなりました。それ自体は全くいいことなのですが、一方で「おとり広告」という問題を非常によく耳にします。


私が一番最初におとり広告というものを実感したのは、お客様からのお問い合わせでした。あるお客様からの住居を探してほしい、という案件でした。
早速物件を調査し、おすすめの物件資料をお客様にご紹介したところ、お客様の方でもインターネットで5件~6件興味のある物件をチョイスされていて「そちらでもこの物件を紹介してもらえますか?」とのことだったので、改めて私の方でお客様のチョイスした物件を調べてみると、なんと一つも募集されていなかったのです。


ちなみにおとり広告とは公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会によると3タイプあるそうです。
1.「物件が存在しないため、実際には取引することができない物件に

関する表示」

  要するに実際には存在しない物件をあたかも「目玉物件」的に掲載して

  集客することです。
2.「物件は存在するが、実際には取引の対象となりえない物件に関する

  表示」
  簡単に言っちゃうと、物件はあるけど今は募集してない物件です。
3.「物件は存在するが、実際には取引する意思がない物件に関する表示」
  誰もがいいと思う物件がやけに安い賃料で広告されているのは、

  このケースである可能性が高いです。

「1.」は正直おとり広告というよりはこれはもう詐欺です。
「2.」はおとり広告としては一番件数が多いそうです。例えば、以前は募集していたものの直近で契約が決まってしまい、故意か過失かはわかりませんがそのまま募集したままにしている場合などがこれにあたるため、件数としては多くなるわけです。
「3.」限りなく詐欺に近い悪質といっていい広告です。確かに物件もあるし、部屋も空いているけど本気では貸す気がなく、単に集客のために相場よりかなり格安な賃料で広告を打ち、集客する、というものです。


不動産屋がなぜ、おとり広告をするのか。
それはもちろん集客のためです。自分のお店に来店してもらうためです。
集客に力を入れることはどの業界でも普通に努力すべきことなので、それ自体は全く悪いことではありません。というか、努力すべきことです。
ただ、その集客方法がフェアではない、ということなのです。
いろんなパターンがあるでしょうが、おおよそこんな感じです。


お客様:物件を検索すると、「A」という興味のある物件を見つける。

    そこで、窓口になっている不動産屋に電話をする。
不動産屋:「その物件ならまだありますよー。内見もできますから一度

     お店に来ませんか?」
お客様:「それでは一度お伺いします。」


そこで不動産屋に行くと、
不動産屋:「ほんと申し訳ないんですが、ついさっきその物件に申し込みが

     入っちゃったんですよー。よければ、Aに近い物件があるので、

     それを見に行きませんか?」
といって、いくつか物件を案内する。


という手口だと思います。
なんでそこまでしてお客様に来店してもらいたいのか。
これについては不動産業の不思議な業界のルールを知らないとわからないかもしれません。
不動産業界では物件情報というのは、ほとんど業界内で流通しています。
つまり、上記のパターンでいうと、Aという物件は他の不動産屋も紹介できる可能性が高いです。
ここからが不動産仲介業でのルールなのですが、仮にそのAという物件をお客様が気に入った場合、貸主との間に入って交渉できる権利は、「最初にお客様を案内した不動産屋」という業界内のルールがあるのです。
不動産仲介業者というのは自分の紹介した物件を契約してもらってはじめて仲介手数料がもらえます。
つまり、いくら物件を紹介しても、案内をしないと交渉権が得られず、売り上げにならないんです。


実際によくある話で、お客様から「案内してもらった不動産屋のことを信用できないからアクアさんに仲介してもらえませんか?」と依頼されることがあります。不動産屋冥利に尽きる非常に嬉しい話なのですが、案内後だとどうすることもできず、できることといったら、その信用できない不動産屋とのやり取りについてのアドバイスをすることぐらいなのです。


そういう事情があるために、とにかくお客様にお店に来てもらってほかの業者が案内する前に案内しちゃおう、ということになるわけです。
しつこいようですが、そのために集客に力を入れるのはどの業界でも当たり前に努力すべきことです。
ただ、実際に契約できもしない物件でお客様を釣って集客するのはどうなのよ!ってことなのです。
おなじ不動産仲介業者からすると、このおとり広告をやられると、何も知らないお客様には

「あの不動産屋にはこの物件があるのに、アクアさんはなんで紹介してくれないんだろう。」

と不信感を持たれてしまうのが本当につらいです。結局あるかどうかわからない、そのおとり広告に引かれてこちらが紹介した物件も案内されてしまう、なんていうばかばかしいことになってしまいます。


もちろん、これはお客様のせいでは全くありません。
こんなこと言うと混乱するかもしれませんが、とはいえ、不動産業の情報は100%業界で流通しているわけではないので、その不動産屋しか紹介できない物件が無いわけではないんです。
なので、プロの僕らもその物件がおとり物件なのかどうなのかはわからないのです。
さっきのパターンで、不動産屋が「あー、さっき申し込みが入っちゃって・・・」っていうのだって、本当にそうなのかもしれません。
さて、ここまでつべこべつべこべと長いこと書いてきましたが、じゃあどうすりゃいいのか。
当たり前のことを言うようですが、一番いいのは信頼できる不動産屋を見つけることです。
その不動産屋に依頼をして、それとは別にご自分でもインターネットなどで物件を探すのは非常にいいことだと思います。
その上で、その不動産屋からは紹介されず、でもネット上には
ある物件だった場合、その物件だけを見に行ってみてください。
実際に行ってみて、上に書いたようなパターンで不動産屋が接して来たら、とっとと帰りましょう!
どんな理由であれ、おとり広告を出してたような不動産屋です。ほかにどんな物件を紹介されても、その後契約に至るまで何があるかわかりません。
ほんとにあったらラッキーです!
信頼していた不動産屋にはその旨を伝えて、話を前に進めましょう。
今回はインターネット上のおとり広告の話でしたが、実は以前から不動産屋さんではやっていることなんですよね。
こんなこと言っちゃダメなんでしょうけど、その辺の不動産屋さんの入口に貼ってある物件の全てが本当に募集してると思いますか?
つまり、店の入口に貼っていた目玉物件がインターネット広告に変わっただけなんですね。
実はおとり広告には集客だけでなく、その後の申し込み時にもう一つわなを仕掛けられる可能性もあります。
でも、それはここでは書けないので、飲んでるときにでも尋ねてみてください。笑

お問合せはこちら

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せはこちら

03-6459-0342

受付時間:10:00~18:00(土日祝を除く)

お問合せはこちら

お問合せはお気軽に

03-6459-0342

メールでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

ごあいさつ

代表 阿部元樹
所属

NPO法人 相続アドバイザー協議会

公益社団法人全日本不動産協会

公益社団法人不動産保証協会